元光文社の辣腕編集長が「電子出版」の絶望的な未来を語る。とはいえ、電子出版自体が立ち上がらないということではなく、それが(収益をもたらすという意味での)ビジネスモデルになりえないということを論じている。特に既存の出版社にとっては「紙→電子データ」というメディアの転換は経営的にほとんど不可能と断じる。GoogleやAmazonのようなプラットホーム提供者に収益機会がシフトしていくというのが見通し。
佐々木俊尚氏の「キューレーションの時代」と併読すると、今日の「本の未来」がかなり見えてくる。
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本&IT
- 感想投稿日 : 2011年5月10日
- 読了日 : 2011年5月10日
- 本棚登録日 : 2011年5月10日
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