幼い頃からパイロットに憧れ、プルーインパルスに乗るのが夢だった。
自衛隊に入隊後、戦闘機パイロットとして研鑽を積み、5年。前途洋々、有望な未来の道を歩んでいる、はずだった。
───────突然の事故だった。
右足に重傷を負った彼は、パイロットではなくなった。防衛省で広報官として働き始めた彼は、異様なほど、“普通”だった。
そんな折、帝都テレビの問題児の担当になることが決まり……。
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再読。
私も空井くんのように夢半ばで職を手放すことになり、前回読んだ時はかなり自分とダブるものがあり、泣いた記憶があります。
今回は、何事もなく、ようやく彼のように吹っ切ることができたのかな、と。
自衛官も、人間なんです。
我々が、忘れそうになること。少しでも、心の端に置いておければいいなと思った。
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- 感想投稿日 : 2023年5月10日
- 読了日 : 2023年4月23日
- 本棚登録日 : 2023年4月23日
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