外資のオキテ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2018年9月22日発売)
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本棚登録 : 40
感想 : 8
3

私の周りにも主人公のような子達がたくさんいました。
英語の授業が大好きで外国語大学等にすすみ留学して外資系企業を目指して・・。
私とは真逆なタイプです。彼ら彼女らのことを少しでも知りたくて読んでみました。

全3話。社会人なら「まあそうなるよね」という感じです。
エピソードも実話混じりなんでしょうね。
誇張等はあると思いますが結構リアルだと思います。
最終話だけは「それでいいの?」と思わないでもない所もありましたが。

外資系に限らずですが、学生時代には少しバカにしていた「くたびれたスーツの
サラリーマン」が社会人になったら見る目が変わった的な感じかな。
そういうタイミングの年代の方が読んだら特に染みるのかもしれない。
例えそうでなくても主人公の真面目なところは好ましく、それは少し
どうだろうというところには、きっちり他の登場人物が
釘をさしてくれるので安心して読めました。
ほどよく軽い小説で楽しめました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内小説
感想投稿日 : 2020年11月9日
読了日 : 2020年11月9日
本棚登録日 : 2020年11月4日

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