家計簿課長と日記王子 (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房 (2013年9月24日発売)
3.51
  • (5)
  • (22)
  • (25)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 148
感想 : 18
4

社内で評判のイケメン王子(ノンケ)×倹約家課長(ゲイ)。

初めは課長のみみっちさにひえ~と思いましたが、
そうなった理由もちゃんとあったし、
何より自分が人よりせこいと自覚があって、
人にそれほど迷惑をかけていないから許容範囲でした。

攻めはスパダリ的な王子様かと思えば、
日記をこまめにつけてる大人しめ男子で
姉のイケメン教育により女にやさしいため
えらくもてちゃうけど内面知られると振られるという
若干残念男子。

この攻めの存在がいかにも少女漫画的なんですが、
程よく夢を見られて楽しかったです!
程よく残念で程よく強引。
さえない私に王子様が!っていう王道パターン。
でも王道って癒されます。

受けが仕事面では人に信頼されていて
トラブルにもテキパキ対応するのが好きでした。
あのシーンはこの作品の一番の名シーンだと思う。

そして、エロ。ノンケと童貞ゲイの男は初めて同士。
ハアハアしながら「できるところまで」っていいつつ
結局最後までやっちゃうのがハラハラしてよかったです。
我慢できなくて強引に、じゃなくて
かなり終盤まで攻めが我慢してて偉かった。
最後はちょっと我慢できなくなったけど
先っぽ入ってたらそりゃ我慢できんよね…。
あの「先っぽだけ」っていう男には常々
意味が分からんと思っているのでこれは納得。

攻め視点がなかったのは残念です。視点変更スキー。

夏水さんの挿絵にイメージぴったり過ぎました!
ピッタリっていうか挿絵に話合わせたの?
って思うレベル。コミカライズが容易に想像ついた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BL小説
感想投稿日 : 2016年8月17日
読了日 : 2016年8月16日
本棚登録日 : 2016年8月16日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする