こちらが何を主張せずとも、まわりは自分を勝手に判断して、勝手に納得して、勝手に制裁を加える。そんな世界をひたすら達観しても、渦に巻き込まれる自分は結局、なすがままにされていく。
主人公がまわりから一歩前に出て話を進めるのではなく、一歩退いてまわりが話を進めてく、そんな感覚が静かに染みる。
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- 感想投稿日 : 2012年11月3日
- 読了日 : 2012年11月3日
- 本棚登録日 : 2012年11月3日
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