評価は難しいですね。
読み物としては文章力もあるので読みやすいです。
そして、犯罪心理学や青年心理学を学んでる方などは一読するのもありだと思います。
遺族の許可を得ず、出版した事はとても残念に思います。
彼は遺族へこの本を出さなければ生きていけなかったからと言っていますが、恐らく吐き出す場所が欲しかったのだと思う。
世間に身を隠して生きている中で、自分の過去を偽り誰も知らない生活の中で『自分はここで生きている』と吐き出す場所が必要になったのだと思う。
しかし、その状況もすべてひっくるめて彼は耐え忍んで生きていくべきだったのでは。
犯罪者が世間でどう生きて行くのかが第二部から書かれているのですが、そこはとても興味深かったです。
優しく受け入れてくれる人達もいるけど、やはり孤独で苦労も並大抵ではなく、私としてはホッとしました。
それだけでも読む価値はあったかな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年9月21日
- 読了日 : 2021年9月21日
- 本棚登録日 : 2021年9月11日
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