攻殻機動隊とはまったく違う表現で描かれた電脳せかい
ホームドラマの中にSFが普通に入り込んだ感じのアニメだ
メカニカルでなめらかなシリコンタッチの肌合いがなく
省略の多い手書き風の絵が温かい
お茶の間で見れる脅しのないスケールも良い
現代社会のすべてが大スペクタクルエンターテイメントで勝負している中で
背伸びしないで自分の目線で見れる上に
メランコリックを誘うわけでもなく
時代離れもしていない近未来と今現在がちゃんとある
携帯やパソコンではなく眼鏡というほとんど体の一部となる
着る感覚のアイテムが重さをなくし
メカさを薄くしているのだろう
リアリティーの強い緊張に包まれた作品とは違った人間臭さがあって
ほっとさせてくれる作品だ
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年3月8日
- 読了日 : 2009年5月15日
- 本棚登録日 : 2012年3月8日
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