ビデオですが、観た映画がとても、とても
素晴らしい作品で感涙。
1934年の第2次世界大戦への突入間近の、イギリ スを舞台に、幼少期から吃音に悩まされるアルバート王子(ジョージ6世)が妻とともに、平民であるオーストラリア出身の言語療法士の元を訪れ、克服するまでを描いた作品。
気づかされる事が多い映画で、
その一部を記録しておきたいと思います。
対等でいること、信頼関係を築くこと
平民の言語療法士と王子の身分格差
言語療法士は、対等であることを望みます。
友人のごとく接する言語療法師のローグ。
王子は最初は戸惑い拒絶しますが、次第に心を開き、徐々に自己変容していきます。
権威や役職は、その人の行動の指針である、役目、役割でしかありません。
人は人間として対等で深いまなざしを向けた時、初めて、相手は心を開き、自分の弱さに向き合い、変容を遂げるのではないのかなぁと強く感じさせられました。
職場の上司部下も同じです。
そして、物語は進みます。
言語療法士のローグは失敗します。
王子に、あなたは今よりも立派な国王になれる!なるべきだ!と言うのです。
王子は、私は父や兄のような立派な王になれない!と怒り、治りかけた吃音は悪化します。
ここでも、学びがありました
相手によくなって欲しいという気持ちが、強くなればなるほど、相手が望まない、思い込みの期待をかけてしまう傾向があることを。
まるで、子育てや上司部下の関係者を見ているようです。
なんだか色々書きましたが、
人間の内面を深く描いた良作だったと思います。
- 感想投稿日 : 2017年4月26日
- 読了日 : 2016年11月22日
- 本棚登録日 : 2017年4月26日
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