筆遣いはいたってシンプル、雑にも見えるくらいなのですけど、内容が濃い。
楽器や声楽に気合入れて触れてみた人なら覚えのあることが何度も出て来(るはず)です。
私は作中のなんともいえない微妙なノリ加減も結構好きなタイプでしたが、苦手とする人にはダルダルな感じに見えちゃうかな。
終盤のうたの想像を絶する苦痛が、体験することはできないのに手に取るようにその絶望感が伝わってきて吃驚するほどでした。
ラストは素直な気持ちで本を閉じられる。何よりうたが男前。
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カテゴリ:
青年漫画
- 感想投稿日 : 2008年5月5日
- 本棚登録日 : 2008年5月5日
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