しばわんこの和のこころ (3)

著者 :
  • 白泉社 (2004年3月29日発売)
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本棚登録 : 234
感想 : 13
5

しばわんこシリーズの3作目。子どもの日、お盆、江戸の花文化、子どもの遊び、十二支、鬼、文様など、今回も盛りだくさんの内容。勉強になることだけではなく、それを支える絵本としてのストーリーも、果たしてよい話が多いのが本作。
みんながお盆の話に出てくるぶちにゃんこさんに言及する意味がわかりました……! 今までのお話の中で、この話がいちばん好きかもしれません。
秋田県出身者としては、なまはげについて書いていただいているのも嬉しかったです。鬼のテーマのところに書かれているけど、なまはげは鬼じゃないよ! 神様だよ!

ただ、ちょっとアレっと思ったのが(これは作者さんのせいではないとは思うのですが)、誤植と誤字(脱字?)を見つけてしまったこと。今までのシリーズでは見当たらなかっただけに、少しびっくり。手元にあるのが第13刷(平成26年発行)なので、次の版では直っているのだと思いますが。
とはいえ、ファンとしてはエラー品(と言っていいやら……)はレアですので、これもこれで一興。

今回も、しばわんこが可愛く、みけにゃんこも可愛く、犬派猫派他派閥無派閥だれにでもおすすめの一冊です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年1月29日
読了日 : 2022年1月29日
本棚登録日 : 2022年1月17日

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