樹木医補の診療録 桜の下にきみを送る (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社 (2016年3月18日発売)
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本棚登録 : 73
感想 : 6
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買おうかどうしようか散々迷って一ヶ月遅れで買った挙げ句、届いて数ページ読んで、これは植物知識が要る、と積読状態でした。やっと読んだんですが。
これは、都会の人には分からないヤツかも。です。
観葉植物一鉢くらいじゃお話になりません。
しかも、植物をそれぞれ「この子」レベルで愛せる人でなければヒロインの咲さんは変な人です。オーナーの青さんは輪がかかってますが。この二人の会話、字面だけではなく植物レベルのエア会話まで読まないと意味が分からない。その点、咲の先輩の大地のほうがよっぽど分かりやすいです。
植物の手のかけ方、剪定や施肥、細かい世話を本当に心を砕いてできるヒロインは本当に草木に寄り添って生きていて、似たような青も共感できるのかなと思いました。
このお話、分かりにくいから売れ方地味だと思うけれど、是非続編が出て欲しいなと思います。やっと咲が心を開いてきたので、人間の関係は多分これからだと思うし、これで終わりはもったいない。


そして、もうちょっとうちのバラたちにも、もうちょっとでいいから手をかけてあげようと反省しました……。薬剤は使いたくないので仕方がないとして、肥料にもうちょっと気を遣うくらいはしないと可哀想だよねあの子たちも。。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル・ファンタジー
感想投稿日 : 2016年8月26日
読了日 : 2016年8月26日
本棚登録日 : 2016年8月26日

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