あやしい投資話に乗ってみた

著者 :
  • 彩図社 (2016年12月20日発売)
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感想 : 13
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たぶん、言うほど儲からないんだろうなぁ、という怪しげな投資話の体験談。
ただおいしいものはない、ということで個人的には納得

・グリーンシート市場というものがあり、登録を受けた未公開株の売買が行われている。(H30年度末で終了予定)
ただ、流動性はないに等しいし、上場廃止になったりするものも多い。上場廃止になると通常、会社側からかなり安値での買い取り申込みがくるが、実際問題として市場では売れないためそれに応じるケースが多いらしい。

・IPOは応募しても公募割れするようなものしか当選しない。リセルプロのように初値がIPOはの数倍というようなものはまず当選しない。が、人間の心理として当選してしまったら悪い情報はシャットアウトして上がるに違いない、と思ってしまう

・優待投資。自社製品であれば実質的な負担は原価になるが、クオカードなどは額面がそのままコストになり会社の負担が大きいはず。

・安愚楽牧場はあんな利回りを提供するぐらいならなぜ銀行に借りないのか、ということを考えればいずれ破綻することは自明であった

・今は破綻してしまったが日本振興銀行が1.9%の利回りで定期預金を募集していた。この場合は預金保険制度に加入していることを確認の上、ペイオフの限度額である1000万までであればここへの預金自体は正しい行動だった

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 株式投資
感想投稿日 : 2017年7月24日
読了日 : 2017年7月24日
本棚登録日 : 2017年7月22日

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