大学受験の英作文のための100の暗唱例文集。いわゆる構文把握タイプではない、英作文の問題を解くための例文集という特徴がある。具体的には、時制の処理の仕方や「論理」を考えて主語や動詞を決定したり、接続詞を使う方法、「~という傾向がある」や「思っていたよりも~」など頻出の表現の訳出方法などが解説されている。
「~なら」がwhenかifかどちらが適切なのか、とか「~で一番うれしかったことは」でthe best thingを使ったり、「~を見てうれしかった」でwhenを使ったりといった、いわゆる「簡単だけどなかなか出てこない表現」というのを学ぶことができて面白い。「テクニック・ノウハウタイプ」の暗唱例文集という感じだった。でもこういう本は、やっぱり「構文タイプ」の例文集もある程度覚えて、基本が出来ている人じゃないと、有用性が半減するかな、という印象がある。(まあ東大を目指す人が主なターゲットだから、基本が出来てない人なんてそもそも想定されてないんだろうけど。)「論理」のところなんて、たぶん大学生でも難しいんじゃないかという感じがする。というか、おれが一生懸命考えていたという…。「ドラゴン桜」が元ネタらしいが、おれはまったく知らない。知っている人ならもっと楽しめるんだろうか。でもそんなマンガ読んでる前に勉強してろよ、と思う。(13/06/--)
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- 感想投稿日 : 2013年6月30日
- 読了日 : 2013年6月30日
- 本棚登録日 : 2013年6月30日
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