中学校の新年度の学級開きをどう行えば1年間がスムーズに進むかということを中心に、最初の3日間でやること、7日間でやること、30日間でやること、90日間でやることが、具体的に書かれている。著者が学年主任として担当した年の学級開きの実践がそのまま書かれており、新人だけでなく、主任を任されるような中堅層以上にも役立つノウハウがまとめられている。 おれのクラスは高校1年生。4月4日に初めての学級担任時間が2時間設けられ、1時間は学年目標をもとに意見交換、学級目標の設定(担任の想いをぶつける)を行い、もう1時間は自己紹介という流れで行った。その中で、「黒板に1人1人の名前を書かせる」ということと、「あえて自由な時間を設定し、素の状態の生徒を観察する」ということを取り入れてみた。とりあえず、少しは分析材料ができた気がする。(ほんとは同じ著者の『教室ファシリテーション』で紹介されていた他己紹介をやりたかったけど、この2時間では無理かなと思い結局、断念した。来年度以降挑戦してみることにする。)また、給食指導やこの著者の学校にあるような班の設定がうちの学校にはないので、その部分はあまり参考にならなかった。また、国語の授業開きの方法も書かれていて、直接はあまり参考にならないが、そのエッセンスは分かった。
この著者の本をこれで4冊、読みかけのを合わせると5冊読んだことになるが、おれはもともと熱しやすく冷めやすい人なので、「心を鬼にして継続する」ということができるんだろうかと不安になる。最初は頑張っているけど、今にもほころびが出て来そう。1年後、この記事を読み返したいと思う。(13/04/07)
- 感想投稿日 : 2013年4月7日
- 読了日 : 2013年4月7日
- 本棚登録日 : 2013年4月7日
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