大東亜戦争は日本が勝った -英国人ジャーナリスト ヘンリー・ストークスが語る「世界史の中の日本」

  • ハート出版 (2017年4月17日発売)
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大東亜戦争は日本が勝った
この本の著者は英国人である。まずそこが面白い。我々は幼い頃からWGIPなる偏向した教育を受けて育った世代なので、太平洋戦争と言うものがどう言う戦争であったか?そもそも太平洋戦争と言う呼称自体が米国や歴史修正主義者から押し付けられたものであることをまず知らない。我ら日本人の先達たちが戦ったのは大東亜戦争なのである。この書籍の面白いところは、大東亜戦争がどう言う戦争だったのか?何故戦う事になったのか?を紐解くためにまず日本という国の成り立ち、神話の時代から始まって、オリエント文明史、英国史、米国史、キリスト教史、帝国主義の違いまで網羅して解説した上で日米開戦に至った経緯を語っていく。その一見遠大な遠回りをしてくれている所が非常に重要で、欧州列強が亜細亜でどう振る舞ってきたのか?そこへ遅れてやってきた米国の思惑。ロシアの動向、中国人同士の内戦と日本との関わり、亜細亜唯一の自立国日本の立ち位置などを俯瞰した上で、局所的な事例や事実を解説している所がホント素晴らしくて非常に面白い一冊でした。大東亜戦争がどんな戦争であったのかを調べるようになって数年になりますが、この本は珠玉と言ってもいい一冊ですねぇ〜こうやって良い本と出会えると嬉しいですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 戦争
感想投稿日 : 2020年7月30日
読了日 : 2020年7月30日
本棚登録日 : 2020年7月30日

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