老け顔気味な美少女・牡丹と、母親の桜、父親の総領の、ジンとくる家族ドラマが心地良いです。ギャグな笑い、きれいな涙、波乱万丈な人生、それぞれの葛藤―。牡丹の力強く自己主張する部分ともろい部分が、カッコよくもありかわいくもあり。トーン使いなどのセンスも好みで、個人的に静かな映像を見ているように感じます(うまくいえない;)。 てっきり全二巻だと思っていたら、全八巻だったんですよ。いっそ揃えてしまおうか止めようか迷っているところです(この巻の終わらせ方がとてもよかったので)。 三冊のみ持っている自分の少女マンガのひとつです(というより山田圭子のマンガ三冊しか持ってない)。余談ですが、山田圭子の現在の絵柄が「美形絵」に変わってしまったのはショックでした。
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- 感想投稿日 : 2004年10月16日
- 本棚登録日 : 2004年10月16日
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