橋本勝氏と言えば社会諷刺の漫画を描く人なんだが、実は映画関連の書籍も出してたりする。黒澤映画を語る切り口の鋭さに氏の風刺漫画家としての本領があるのだろうし、飄々とした線で描きながらも見事に似せる挿絵がまた絶品。各作品につき渾身の1枚絵が用意されていて、その映画を知れば知るほど味わえる奥深さがある。文・絵・挿絵と、楽しめない所は1ページたりとも無い黒澤超入門本。
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2006年6月4日
- 本棚登録日 : 2006年6月4日
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