「自分で考える力」の授業

著者 :
  • 日本実業出版社 (2013年6月22日発売)
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実際の方法論と共に解説しているため参考になる。
例えば打ち合わせなどで質問するときに意識して質問するなどして身に着けるとよい。

日々見直して活用する本
(kindle購入して手元においておくのもよい)★
特に外国人と意見を戦わせる場合は必須の拝啓知識★


理解できないことは何かを日々意識
p.59 よい質問をするための12箇条 (写真撮影済み)

1.5W1H
2.なんのために、なぜそう言えるか
3.情報に突っ込みを
4.必然性を問う
5.データなどの正当性・妥当性を問う
6.あいまいな言葉をチェック
7.似て非なるものを引き合いに出す
8.きっかけ・起源について尋ねる
9.物事の両面を確認する
10.なぜ 今 なのかを問う
p.135 実行しないと本当に困るのか
    他の案とともに本当の目的を考える。
目的は1つにしぼる。★
    欲望が重なったらプロジェクトは成功しない
11.長期的な展望について聞く
12.インタビュワーになったるもりで背景を聞く。


p.66 肯定してから、 教えてもらえますか、という表現
なるほど、おもしろいですね、教えてもらえますか
★よい質問をするのは相手をやりこめるのでなく、
相手の意見や情報についてもっときちんと知りたいから

p.67 事実と意見を区別する


p.81 自分以外の視点にたって考えに深みを持たせる
1.なりきる人を決める
2.そのひとが一番手に入れたいものは何か を考える
3.もう一度、自分の視点で考える

p.115 ひとりブレストで アイデアを出し切る。
自分以外の視点からも考えてみること


p.131 先の予測をする手順
  それぞれのパターンを考えておく
1. 現実のものとなったら何がおきるか
2. 手を打つべきことはないか
3. その行動は実行可能なのか
4. 今しておく必要があるか

p.155 よりより決断をするための思考プロセス
1.決断しかねている 行動 を肯定文で書く[Y社に転職するetc]
2.なぜその行動を起こしないのか、目的を明確に
3.その目的を達成するためにどんな手段があるか書き出す
4.それぞれの手段がもたらしえる未来を予想し、うまくいった場合とうまくいかなかった場合のシナリオを描きだす
5.ポリシーにあわない、現実的でないものを消去する

p.169 意見を戦わせる
質問や反論をしながら意見を戦わせると自分の意見は高まる。
TEDで行われる peer review

p.175
意見の言い方
「この企画に賛成です(結論)。なぜなら、聞くだけの商品は手軽で、同じような商品はよく売れていますし、日本のビジネスパーソンに英語力は必須です(根拠)ただ、差別化する必要があるので、語彙や文法、ヒアリングだけでなく、交渉やコミュニケーション力、アウトプット力も習得できるような商品にするのがよいと思います(提案)」

p.177 話のマップをつくる
1.話の全体的な流れ(結論->根拠6つ->提案3つ)を述べる「私は賛成です。まずはその根拠を6つお話しし、さらにはこの企画に対する提案を3つさせていただきます」
2.これから 何を話すのか、ということをいちいち事前に紹介する
 「まずは、根拠についてお話しします。1つめは…」
3. 1つの かたまり をすべて述べたらこのかたまりについては、以上だ、という
 「根拠については以上です」
4.次のかたまりに移る前に告げる
 「次に提案したい点を3点述べたいと思います」

p.179 大事な個所は表現を変えながら繰り返して★
 「コミュニケーション力がつくような商品を提案します・・・・コミュニケーション力を習得できる商品を作ることが大事だと思います」


p.188 わかったつもりは NG .相手を尊重する
「〇〇というのは△△ということですか、教えていただけますか」

p.202 意見を交換する14のルール
(写真撮影済み)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 方法論(勉強・読書・Hacks等)
感想投稿日 : 2016年4月4日
読了日 : 2016年4月4日
本棚登録日 : 2016年1月27日

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