50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2012年10月5日発売)
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感想 : 61
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2015年36冊目

タイトルと著者名から会計を物語を通じて、解説してくれる本かと思うと、そうではない。
本書では、赤字続きのレストランをBSC(バランスドスコアカード)の手法を使い、立て直す物語

自分の仕事でもそうだが、ともすれば売上拡大を目指そうとすると売り手側の視点で考えてしまう。本書ではBSCを活用しお客様の視点業務プロセスの視点でどうビジネスを変えていくかということを教えてくれる。
自分の仕事でもBSCは使っているが、なるほどこういう風に使うのかと改めて気づかされた。

また、最後にも書かれているが、本書の根底はドラッカー理論の顧客創造でもある。

たいへんわかりやすいストーリーで実際にはこんなに上手くはいかないだろうが、色んな気づきを得られた一冊であった。

章ごとの途中にある、レシピの紹介も参考になる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年10月28日
読了日 : 2015年4月30日
本棚登録日 : 2018年10月28日

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