クリティック再建のために (講談社選書メチエ)

著者 :
  • 講談社 (2022年2月10日発売)
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感想 : 3
4

この本の読み方:人名、地名以外の横文字=専門用語が本文からの文意だけでは、明晰で無いので、辞書で押さえながら、読むとスムーズです。

また、複数の方が指摘し、本文でも定義しているように、「クリティック」=いわゆる現代における批判でありません。カントの『純粋理性批判』でいうところの「批判」概念です。

以上のことを押さえれば、得ることの多い著書です。

文献解釈、政治、国家、民主主義。それらの健全な起動に「クリティック」が必要なのです。

それにしても、実証主義の文脈ででてきた、、様々な資料を説明できる、仮想のxに関する記述は本書の白眉です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本<歴史>
感想投稿日 : 2022年3月14日
読了日 : 2022年3月14日
本棚登録日 : 2022年3月9日

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