井田茂さんの本はいくつか読んでいるが、どれも興味深い。本書は6割方これまでの本の内容を踏襲しているが、記述がよりわかりやすく、かつ、最新の情報が盛り込まれている。特に惑星の形成過程で地球型惑星が中心星に落下してしまう謎解決への仮説は新しい(2010年の論文で発表)。
・徒弟制に見る日本独特の研究体制。個人主義の欧米にはない真の国際化の議論。
・塵が中心星に落ちてしまう問題は未解決。
・トランジット法観測専用の衛星望遠鏡TESS:12等級以下の明るい恒星が対象。
・SETI式ではなく、高度文明での電波漏れを検出するSKA電波望遠鏡
・ドップラー法解析ソフト
・強く輝くO,B,A型恒星では、ドップラー法では惑星は発見されていない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本<宇宙・生命>
- 感想投稿日 : 2012年8月2日
- 読了日 : 2012年8月2日
- 本棚登録日 : 2012年8月2日
みんなの感想をみる