1〜3巻通読。人がなぜゲームをやりたいか、面白いゲームとは何か、を視座に、TVゲームの発展の歴史を追う。もともと軍用の技術が遊び用に用いられた経緯はインターネットと同じで、やがてそれらが結び付き、ハードのスペック向上と併せ、ゲームのあり方も変わっていった。話を分かり易くしようとするあまり、ステレオタイプな決めつけが散見されるのは欠点だが、任天堂が失敗を挟みながらもいまだ覇者である理由や、80年代から世界を席巻した日本のゲームが21世紀以降勢いを失った理由など、著者なりの見方が示されている。遊び心は人間の構成要素だけに、たかがゲームされどゲーム、なのは確か。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
経済・ビジネス
- 感想投稿日 : 2023年2月4日
- 読了日 : 2023年2月4日
- 本棚登録日 : 2023年2月4日
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