こういう男臭い小説を楽しめるのはやっぱり男と女でなく男同士の醍醐味だと思わざる負えない。男女だったらこれほどまでに背徳感に苛まれたギリギリの恋愛ではなかったかもしれないし、それは私が腐女子だからかもしれないけれど…。
でもこれほどのハードボイルド小説を萌えMAXで楽しませてくれた英田さん、一巻目を書き終えた頃はまだ単行本デビューしてまだ半年だというあとがきを読んで驚きを隠せません。
宗近と椎葉の魅力は今まで散々語りましたが、五堂も悪役として最期まで存在感を示してくれました。彼の抱えていた闇は生や死を語る上で目を逸らせないほど壮絶なもので、その闇に紀里や東明が惹きつけられたのも分かるし、だからと言って彼のやった事は決して許されない事。善悪はっきりし過ぎている話はつまらないし、実はラスボスがいい人的な展開は大嫌いなので、そういう意味で五堂は最期まで悪役然としていてこの物語に深みを与えていたと思います。
とにかく終わってしまい私はエス廃人です←2013年現在(笑)
SSやスピンオフ、CDを聴いて萌えを補給しております(≧∇≦)これほどまでに萌えと感動を下さった英田さん、宗近、椎葉に感謝です!本当に大好きな作品です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BL小説
- 感想投稿日 : 2013年1月30日
- 読了日 : 2013年1月29日
- 本棚登録日 : 2013年1月19日
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