祖父と二人で暮らす女の子コッピーは、不思議なカラスたちに導かれ、不思議の森へ入っていく。コッペル先生・カァ子姉さん・カァ介の三羽のカラスたちが、「イノチ」「イキル」という事について、コッピーに教えてくれる。
哲学者の作者が、3・11に出会った子どもたちに生きる希望を持ち続けてほしいと「イキル」という事を中・高校生でもわかりやすく書こうと考え、物語にして書いた。
伝えたいことが、哲学的な「生」というテーマなので、難しくなりがちだが、なんとなくわかってきたように思える。そして、キリスト教的な生ではなく、日本人になじみやすい仏教的な考え方に沿っているところが、翻訳ものでない強みだと思う。
★4つにしようか迷った。けど、哲学だなあと思うし、楽しい!!というものではないし、3つにしました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2012年5月7日
- 読了日 : 2012年5月7日
- 本棚登録日 : 2012年5月3日
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