中2の海斗は、5歳の弟・総也を保育園に送り迎えしている。風呂に入れ、寝る前には絵本の読み聞かせをする。と書くと、ヤングケアラーの話かと思ってしまうが、海斗は自分から申し出てやっているのだ。天衣無縫な総也に振り回される海斗だが、なぜそんな生活を自分で選んだのか。海斗の保育園の同窓生たちも含めて、進路を考える中学生たちを描く。
小・中学生にとって親の生き方は、自分たちの環境や将来像に大きく影響する。そんな親たちだって、悩み迷っているのだ。結果は明るく、過程も(ちょっと極端だけど)納得できた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
YA
- 感想投稿日 : 2022年9月8日
- 読了日 : 2022年9月8日
- 本棚登録日 : 2022年9月2日
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