大村智ものがたり~苦しい道こそ楽しい人生

著者 :
  • 毎日新聞出版 (2015年12月10日発売)
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教師たる資格は、自分自身が進歩していることである。(大村智の母)

危ないときになんとなく神様が力を添えてくださって、川の向こう岸にポンと橋渡ししてくれるようなことがある。

人のまねはするな!
人と違うことをしよう!

勝つためには、人から教えてもらったことだけをやるのではなく、さらに自分たちで技術を研究することが大事だ。レベルの低い人のまねをしても、その人と同じであり、その人を超えることはできない。

人は指導ひとつでどんどん向上する

自分の部下であろうと上司であろうと、誰もが自分の先生であると思うことが大事だ。

人の役に立つことをしなさい

山梨出身で、東京理科大学の大学院へと入学。私との接点がたくさんあり、共感することが多かった。ESRやEPRの研究をしていたことや化合物を学んでいたことも。論文は英語で書くということも。ワインの微生物などの研究は、私は趣味として行っていた。北里研究所への再就職は素晴らしいと思う。

至誠天に通ず・一期一会という生き方、山梨県から生まれた努力家、心から拍手を送りたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自叙伝
感想投稿日 : 2019年11月30日
読了日 : 2019年11月30日
本棚登録日 : 2019年9月1日

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