財務省のマインドコントロール

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  • 幻冬舎 (2012年3月28日発売)
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財務省、官僚主導の日本の政治を垣間見れた。

財政再建をするためには増税が必要、このまま税収がなければ日本が破たんする、ギリシャと日本を同列の扱いにし不安をあおる、など官僚の巧妙な言葉の裏には私利私欲があるのだ。

省庁のなかでも財務省は国を予算を握るため国を牛耳る力をもつ。多くの政治家がこの力におびえ保身にはしる。

国は増税を謳う前に最大限の無駄や汚れた金をなくしてからでないと不況を助長するのみなのだ。

東電を法的に破たんさせないのも財務省の都合である。破たんさせたり一時国有化すると責任を持つことになりおいしくないのだ。
そういった官僚の私利私欲で国民が苦しむ現実になにも疑問を抱かない国民になってしまってはならない、と強く感じる。

この書籍を読んで思ったことは、無知は罪であるということだ。
情報をかき集め、取捨選択し、自分の意見を持つということ。
単純であるがもっとも難しいこの行為を今後、極めなければ自分の納得のいく人生を歩めないと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2013年8月28日
読了日 : 2013年8月28日
本棚登録日 : 2013年8月28日

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