自分だけが生き残ってしまった生還者の罪悪感を「サバイバーズ・ギルド」と言うのですね。事故の唯一の生存者である千春は助かった命に前向きに向き合う事が出来ず、笑うことも生きることにも罪悪感を感じ心を閉ざしてしまう。千春を取り巻く人達の心の機微が丁寧に書かれており、最後は前向きに進もうとする明るい未来が見えて、生きる事への前進に喜びを感じる。じっくり沁みる1冊でした。
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- 感想投稿日 : 2020年5月18日
- 読了日 : 2020年5月18日
- 本棚登録日 : 2020年5月18日
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