※『昴』と本作『Moon』合わせてのレビュー。
これまでにも、様々な漫画関係の記事や漫画好きな個人のblogなどで使われてきた言葉だけど……自分も何度も使ってきた表現だけど……、あえてもう一度使おう!
『曽田正人は、天才を描く天才』
まず…。
“バレエ漫画”って……誰が読むの?って(笑)。
本気でバレエをやってるような“高尚な”人がビッグコミックスピリッツ(連載雑誌)を愛読してるイメージは湧かないし(笑)。
観るのが好きな人でも“漫画でバレエを表現できるかい”って思うだろうなと。
バレエ自体に興味の無い人間だったら、なおのこと!……と。
実際自分も、作者が曽田正人でなかったなら手に取ることも無かっただろう。
でも、そこはさすがの曽田さん。
やってくれちゃった……。
いや、ヤラれちゃった。
熱い、アツい、熱すぎる天才の物語に、ただただ引き込まれてしまった。
途中、何度涙ぐんだことか…(苦笑)。
『昴』の最終巻での唐突な恋と意味不明な(必要あったのか疑問)別れについてだけは、不満は残るけれどね。
というわけで、本作だけなら無駄の無い完成度に文句なしの満点なのだけれど、やはり“合わせて”の作品であるので…
★4つ、限りなく10に近い9ポイント半。
2013.04.24.了。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画・アニメ
- 感想投稿日 : 2013年4月24日
- 読了日 : 2013年4月24日
- 本棚登録日 : 2013年4月24日
みんなの感想をみる