I Am Malala: The Girl Who Stood Up for Education and was Shot by the Taliban

  • Weidenfeld & Nicolson (2013年10月8日発売)
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感想 : 2
5

マララについて詳細の情報を知ったのは私はとても遅く、インドに行く前だった。

若いパキスタンの少女がタリバンに撃たれたことは知ってたけど、ほんとその程度。

インドに行く前にスピーチ文を読んで映像を見て感動した。

インドに来て娯楽がないからなんとなく手に取ったのがI AM MALALAだった。
勉強にと思い無理矢理読み進めてたけど、途中から止まらなった。

本を読み終えて、自分がこの事件について考える必要もなく生きてこれたことにショックを受けた。

最後は涙が止まらない。これは決して泣かせる本なんかじゃないんだけどね。

少女なんだが、私らが知ってる「少女」って言葉からはほど遠く、物事を知っているし、思慮に溢れてる。

もちろん、親の教育観が影響していて、この悲惨な状況の中でなんとか娘から教育を手放させることなく、態度を揺るがさせず進んできたマララの父親のおかげ。

でもそれだけじゃなくて、座学では学びきれないたくさんの困難に囲まれ過ぎていたマララ。

マララだけじゃなくて、今でも色んな国の子供や大人が、どうにもできない困難な状態にいるんだろうけど、マララの場合、これだけ解決できない問題に囲まれて、勉強という武器を持ち続け、それが許される環境を与えられたのが、奇跡。

マララが生まれたところでは、女の子が産まれても誰も祝ってくれない環境だったんだよ。信じられない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ずっと読みたかった(本)
感想投稿日 : 2014年9月3日
読了日 : 2013年11月28日
本棚登録日 : 2013年11月28日

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