10歳までの子を持つ親が知っておきたいこと (こころライブラリー)

著者 :
  • 講談社 (2015年8月7日発売)
3.36
  • (1)
  • (4)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 51
感想 : 6
5

この本個人的に結構ヒットだった。こうするとこの能力が育つからこれをしましょうという話で持ちきりの現代は、こんな問題が先に出ることがあるので現状でこれらの問題点がないか注視しましょう、そして見つけたら対処しましょう、という話の仕方は割と珍しいような。

親の手から離れ始めた時に表れる問題は、いきなり生まれたものなのか?答えはNo。
4-10歳くらいまでの学童期にその因子的なものは生まれてるという話。
具体例があるのでわかりやすいが読むのは少し苦しくなる。熱心で孤独で相談相手のいない真面目な主婦がそんな子供を作り上げてしまいがちというのは納得。

以下メモとしての目次。

①10歳までの体験が人生を決める
10歳までの悩みからは立ち直りやすい
②「よい子」は思春期に悩み始める
③「よい子」のどこが、なぜ問題?
自分の主張がなさ過ぎる子、自分で選べない子
どこか不安や緊張の強い子
規則や役割にこだわる子
周囲の期待に応え過ぎた子、評価され過ぎた子
わかりやすい子、わかりにくい子
④「悩めるよい子」を育てるかかわり方
子どもの行動を規制し、過剰にコントロールする
不安・緊張・抑うつを抱えているとわかる
子どもの気持ちを決めつけたり、期待や願望を押しつける
子どもの関心やかかわりが薄い
子どもを「独立した存在」として受け入れる
⑤10歳までの「遊び」と「習い事」で子どもを伸ばす

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: どっかから辿って(本)
感想投稿日 : 2023年3月30日
読了日 : 2023年3月30日
本棚登録日 : 2023年3月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする