椿が、自分は家族がそろっていて想像するしかないけど
みんなが当たり前に与えられるものを
生まれつき与えられなかったやつっていうのは
それをどうにかして自分で埋めていくしか無い
そういう戦いをしなきゃならない
そういうのってなんかきついよな
と、シンプルにストレートに言っていたのが良かった。
椿らしいと思う。
特に印象的だったのは、浅葉の話。
かえって血がつながってる分悲劇という言葉で
自分は随分救われた。
自分は進学と同時に逃げようとして失敗した。
今でこそ毒親という言葉が出てきたが、この漫画の連載当時
こうした言葉を言える登場人物というのは貴重だったと思う。
雪野の両親のエピソードが始まるが
それも蛇足や間延びすることなく
大切な内容になっているところも良い。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2020年4月30日
- 読了日 : 2020年4月30日
- 本棚登録日 : 2020年4月30日
みんなの感想をみる