赤ちゃんと僕 第4巻 (白泉社文庫 ら 1-4)

著者 :
  • 白泉社 (2002年3月1日発売)
3.78
  • (22)
  • (15)
  • (36)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 234
感想 : 5
3

初心者で人の車で他人を乗せて遠出は中々のっけからぶっ飛んでいる。しかもサファリパークまで。
熊を見てショックを受ける実がちょっと可哀想。子熊ならまだ良かったろうに。

一加たち、普段昭広に一番面倒を見てもらっているように見えるのに、随分な言い草である。
昭広、別に無理せず地のままで良いのに。

江戸前がデータ消去してしまうの、あんなに簡単に
一個人が消せてしまうものなのだろうか。
親族の監修は入っているようだが。

藤井家のクリスマス、少ないお小遣いでパーティの準備をする一加とマー坊はかわいいし
自分たちだけ遊びに行くのはどうかと思うが
帰りに一応プレゼントをみんなが買ってくるのは微笑ましい。
ひたすら昭広が不憫。

コロの話は犬を置いていくのがまず意味がわからないし
飼い主を探さないし保健所に通報する訳でもない
大人たちもどうかと思うのだが
立てかけた板は文句を言われつつ取り除かれることはなかった、という描写が印象的。
人の残飯を犬に与えるのが別に普通な時代だったのだろうな。

かわいそうだと思うだけじゃなんの解決にもならない
と優しく諭すお父さん。厳しいけれどその通りだ。
子供2人に加えて犬の面倒なんて絶対大変だろうに
最終的には「連れてこい」と言ってしまうの、甘いけれど優しい。
隣のおじさん、連絡先知ってたならもっとはやく連絡してあげてと思いつつ
連絡してくれたのは良かった。
自分だったら可愛がっていた犬を自分の家族が捨てたら最低でも離婚するなぁ。
大人を責めないでと平山が拓也に言うのは変だと思う。
”僕が一番中途半端だった”と拓也が泣いているが、そんなことはなかろう。

子供二人のシングルファザーの家に元旦から
玄関先での挨拶だけでなくアポ無しであがりこんで
全員差し入れが酒って最悪過ぎる。
挨拶も拓也からしているし。
江戸前はただただ迷惑で、”なかなかいいコンビ”にはとても思えない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック
感想投稿日 : 2024年3月23日
読了日 : 2024年3月17日
本棚登録日 : 2024年3月13日

みんなの感想をみる

ツイートする