進撃の巨人の原作の良さの全て、
ここだけは変えてはいけないというところが変えられている。
中世ヨーロッパのような世界観が全員東洋人に変えられ、
馬ではなく車で移動するなどはやはりどうしても
進撃ファンが見たい世界とはかけ離れすぎている。
その分、どうあっても反感を買いそうなリヴァイを初め
オリジナルキャラを多数出し、ストーリーも変えることで
カバーしているようではあるし、
原作者の諫山先生が監修に入っているだけあって
ストーリー自体が悪い訳ではない。
ただ、進撃の巨人と聞いて原作ファンが期待するのは
これではないという感じ。
このような改変を行うのであれば、エレンやミカサなども無しにして
アナザーストーリーで全く違う、東の国を舞台にして
別の隊の人を描くといった感じの方が良かった気がする。
進撃の巨人の実写化でなければ、この映画単体で見る分にはそんなにつまらないわけではない。
アジア設定に変わっているせいなのか
漫画を実写にすることの弊害なのか、
巨人が人間ぽく見えて怖さよりも笑えてしまうのも残念。
三浦春馬さんの演技は素晴らしいし、
石原さとみさんもハンジっぽく頑張ってくれている感じはある。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
邦画
- 感想投稿日 : 2021年4月18日
- 読了日 : 2021年4月10日
- 本棚登録日 : 2021年4月10日
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