伊福部昭は釧路生まれの作曲家。出自は「因幡国の豪族」で、先祖は神話時代の伊福吉部徳足比売(いほきべのとこたりひめ)なるお人まで六十六代もさかのぼれるという、めちゃくちゃに由緒ある家柄の人なんですね。
後には東京芸大の学長まで務めた人ですが、音楽人生的にはちょっとハミ出したげな経歴なのが面白い。
中でも、釧路での子供時代にアイヌの人たちと親しく交わったということで、本書の中にある「アイヌ族の音楽」という一章では、彼らの音楽像について詳細な考察をしているところが大変興味深かったのです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
音楽
- 感想投稿日 : 2019年6月20日
- 読了日 : 2014年3月5日
- 本棚登録日 : 2014年3月5日
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