スケッチは3分 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社 (2006年11月16日発売)
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本棚登録 : 583
感想 : 57
5

この本、使えます!
オイラは、スケッチとか、似顔絵とか、大好きなんですけど、こういう基本を知らないから、いまいち趣味の世界には踏み込むことは出来ませんでした。
しかぁし、この本に書いてある具体的な手法で、スケッチするのが楽しくなりました。オイラのメモ書きから幾つか紹介。

曰く、線を書くペンと、面を塗る鉛筆の2本で描く。
曰く、細かい線で濃淡を表現しない。
曰く、線と円を使いこなす。
曰く、見えないものを見えているように描く。
曰く、1本線で描写しがちなところを2本線で描く。
曰く、描く対象は右上がりの構図
曰く、奥行きの表現と遠近法のパラペットに注意
曰く、繰り返しは省略画法を使う。
曰く、描くテーマは一つに絞る。
曰く、下書きから本描のコツは、手前の部分から描く、上から下に描く
曰く、下書き線=通常の実線+1点鎖線+小さい丸
曰く、影と陰の違いを明確に。
曰く、電車や車に限っては、3次元的な構図(斜め前からの構図)はやめる。横からも。ほぼ正面からが良い。
曰く、顔を描く場合は、斜めからの構図が描きやすい。

まあまあ、誰でも知ってそうなことですけど、絵と文章が混在した新書だから表現できる気軽さがオススメです。

久しぶりの5点満点オススメです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 実践的なもの
感想投稿日 : 2012年5月3日
読了日 : 2012年5月2日
本棚登録日 : 2012年4月28日

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