シルバー・レイクの岸辺で―インガルス一家の物語〈4〉 (福音館文庫 物語)

  • 福音館書店 (2003年2月20日発売)
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本棚登録 : 220
感想 : 16

物語の終盤ですれ違う素晴らしく美しい馬を連れた若者がアルマンゾと呼ばれているのを見てキャーってなった。「農場の少年」の主人公、ローラののちの夫じゃないか。

姉のメアリイが失明することを覚えていたので、この巻を開くのはなんとなく億劫だった。読んでみたらそんなに暗いトーンの話でもなかった。
ブルドッグのジャックが死んでしまったのは悲しいなあ。動物との別れは本当につらい。

ローラが立派に娘さん(といっても12歳程度)になったことで、厳しくも優しい母キャロラインがわりと保守的な人だということが分かってくる。メアリイもキャロラインに似た性質で、ローラと父チャールズは自由闊達、冒険心の強い(ある意味好き勝手な)性質。次女ってそういうとこあるよね…と勝手に肩入れしながら読んでいた。

福音館版のインガルス一家物語はこれでおしまい。子供の頃続きが気になって他社のものを読んだらローラが両親を「とうちゃん」「かあちゃん」と読んでいるのがどうしても無理で(福音館版だと「とうさん」「かあさん」)読めなかったのだ。村娘だからとうちゃんかあちゃんでも合ってるんだけどね…こちらも自分の中でイメージが出来上がってしまっているから。
と思っていたら、新訳版が出ているらしいことを知った。読むー!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 子どものときに読んだ本
感想投稿日 : 2022年3月5日
読了日 : 2022年3月5日
本棚登録日 : 2022年3月5日

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