この映画をみての正直な感想は、
人間は、どんなに強そうに見せても、
結局はとても弱い生き物だということだ。
コウイチロウも自分の弱さを知っているから、
がんばれ、がんばれ、と自分へ言い続けた。
『お願いだから しあわせになってください』
は、それ以上の言葉を紡ぎ出せないほどの、
悲痛すぎる叫びだった。
自分がやっていることに、本当は自信もない。
生きているだけで、震えるほどの恐怖なのだ。
頑張っても頑張っても、
彼は、ライオンにはなれなかったのだ。
それでも、コウイチロウは本気で生きようとした。
そこに、勇気をもらった。
自分は、本気で生きられているか。
コウイチロウを、常に心に刻みこんでいたいと思う。
種を蒔くこと。
この映画には、たくさんの種が蒔かれていた。
どうしても実や花にばかり目がいってしまうけど。
でも、僕はこの世界にどんな種を蒔けてるんだろうか。
《未来は、そのためにある。》
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2016年10月31日
- 読了日 : 2016年10月31日
- 本棚登録日 : 2016年10月31日
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