南総里見八犬伝 (角川つばさ文庫)

  • KADOKAWA (2013年2月15日発売)
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本棚登録 : 140
感想 : 8
4

あまり小説を読むことに慣れていない子にも…というかこの本はむしろ、小説に慣れていない子の方が読みやすいかもしれません。

不思議な運命で結ばれた、8つの玉と牡丹の形のアザを持つ少年たち。8人の少年たちが出会い、戦い、信頼を得て成長していく…
このあらすじ、少年ジャンプの連載にあっても違和感ないですよね。

主人公が守るキーアイテムとして、濡れたように輝き、斬るときに滴が飛び散るという名刀・村雨なんてのも登場しちゃうので、好きな子はどっぷりハマる「ザ・少年マンガ!」な世界観です。

とくにこのつばさ文庫では、会話が多く描かれていて文字を読む負担感が軽く、アニメっぽいイラストも子供たちの目を引きやすいです。
鬼滅は読んでたけど小説はさっぱり!というお子さんも興味をそそられるかもしれません。

原作は江戸時代に書かれた滝沢馬琴の名作『南総里見八犬伝』。この作品は28年もの歳月をかけて書かれたことでも有名です。
そのドラマ性から数々の現代語訳や映像化が生まれているので、年齢に合った文章の訳本を選んだり、映画で楽しんだりすることもでき、いろんな方面から長く楽しめる小説だと思います。

#里見八犬伝 #南総里見八犬伝 #角川つばさ文庫

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年10月6日
読了日 : 2020年10月6日
本棚登録日 : 2020年10月6日

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