日本推理作家協会賞受賞作全集 47 (双葉文庫 さ 15-1)

著者 :
  • 双葉社 (1998年11月1日発売)
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感想 : 7
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作者が故人と知り驚いた。同時に、よくぞこの名作を遺してくれたと感謝したくもなる。他の著作も読みます!

第38回(1985)日本推理作家協会賞評論その他部門受賞作。
ミステリ評論ではなく実際に起こった犯罪実録(ノンフィクション)がこの部門を受賞するのはまだ珍しかった。

瀬戸内シージャック事件のノンフィクション福田洋「凶弾」が乱歩賞に応募し最終候補に残るも、栗本薫「ぼくらの時代」に負けたりしたこともあった。無事出版され映画化されたけど主演が石原良純のせいか2週間で打ち切りに。閑話休題。

金属バットにより浪人生が両親を撲殺…って当時はものすごい衝撃だったのを思えてる。山下公園の高校生ホームレス(当時は「浮浪者」と言ってた気がするが)襲撃殺人と並んで80年代前後のパラダイムシフトを象徴するような事件だった。90年代以降もっと少年犯罪(20代の起こす犯罪も)はすごいことになっていくのだけれど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2012年1月29日
読了日 : 2012年1月29日
本棚登録日 : 2012年1月22日

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