巴里を舞台にした品のあるオシャレな映画。いかんせん教養がないもので、半数の人が分からなかった…スマホ片手に調べながら見たので、勉強になりました。見る人が見ればニヤリとするセリフ回しのオンパレードだったことでしょう。ダリの人、戦場のピアニストの人ということが後で分かりましたが、ラテン語っぽい英語訛りで、目を見開いたりなりきっていて面白い。
この教養のオンパレード、何とも趣のあるジャケ写、作品を流れる空気がまさに映画作品。
ネタバレ
結局、小説がどうなったのか、どういう仕組みでタイムスリップするのか、あのまま本当に婚約者と別れるのか、といったことは語られないですが、まぁ細かいことは気にしなくてもいいかな、と思わせられます。
過去を振り返ってあの時代は素晴らしいと思うのは自由ですが、現代に生きてるんだから現実を見ろってことですね。過去の謎の美女に主人公が諭すのは中々面白い。そして、呆気なくパリに住んで婚約者と別れることを決断する。人に忠告することで、自分の真意が分かるときってありますよね。新しく趣味の合うガブリエルと雨の中を歩くのも素敵ですが、次から次に都合いいな、ったくと思ったのは私だけではないはず。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2014年11月24日
- 読了日 : 2014年11月24日
- 本棚登録日 : 2014年11月24日
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