集大成と言うべきなのか。
梶原くんが成長した証になった1冊。
相変わらず、
年下上司でメイドのカヨさん、急に現れるヤクザの人、そして血を流す梶原くん、
とフィクションな展開が山積みにも関わらず、
ノンフィクションなベンチャー企業やシステムエンジニアの業務内容が織り混ぜられていて、いい塩梅の世界観。
彼女を守れるほど強くもなく、かと言って彼女に頼りっきりだった昔から少し成長した梶原であったり、
文句を言いながらも少し変わった河原田、
一案件を遂行する中で成長を見せる浅井であったり、
前よりも少し大胆になった真夜さんであったり。
この3巻までのエピソードが、紡いだ時間が登場人物立ちを少しだけ成長させたという集大成の1冊。
一日メイドさんであったり、同じホテルだったりを越えた先のラストも綺麗に描かれていて完璧。
かじくん、おめでとう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年1月10日
- 読了日 : 2020年1月10日
- 本棚登録日 : 2020年1月10日
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