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桜、ミステリ、彩坂美月となると、読まないわけには。
咲いてしまえば、散るしかなくて。
学校その他が9月始まりになかなかならない最大の理由って、桜の季節が4月だからなんじゃないかって本気で思っている。
桜の下で始まって桜の下で終わる、連作短編、となっているけれど通読をおすすめします。各編それぞれが想い合い、すれ違う姿を様々に描いていて、しかし夕陽と一緒に鬼も背負っちゃったような奴ばっかりなんだけど、それも伏線と云えばそうなのかな。
桜を題材にした、となるとやはり梶井や安吾が出てくるんだけれど、皆さん何か桜と云ったらこれ、みたいなのあるのかしら。桜塚護か? あれはなんていうかトラウマ。
1冊をとおして、彩坂美月のいいところ悪いところ気になるところがザッピング出来る良い作品だと思います。☆3.4
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2021年1月25日
- 読了日 : 2021年1月25日
- 本棚登録日 : 2021年1月25日
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