ドラマ、ここは今から倫理です。を観て哲学書を読もうかなでもどうしようかなと図書館で彷徨い中に見つけた。高校時代倫理を選択したのにすっかり知識から抜け落ちていた。
ニーチェが旅したというゆかりのある本当に美しい数々の風景をバッグにしてた名言が見開きのページで構成。
一緒にお散歩しながら教えを乞うイメージで読み進めた。ちょっと迷ったときや思い通りにいかないときに読みたくなる。ちゃんと引用著書を読まなくちゃという気分になった。
覚書 特にハッとさせられた言葉を選んでみた。
今のこの人生を、もう一度そっくりそのまま繰り返してもかまわないという生き方をしてみよ。『人間的、あまりに人間的』
ともに苦しむのではない。共に喜ぶのだ。そうすれば、友人がつくれる。しかし嫉妬とうぬぼれは、友人をなくしてしまうからご注意を。『人間的、あまりに人間的』
きちんと考える人になりたいのであれば、最低でも次の三条件が必要になる。
人づきあいをすること。書物を読むこと。情熱を持つこと。
これらのうちどの一つを欠いても、まともに考えることなどできないのだから。『漂泊者とその影』
人生にはつらいことが起こる。悲劇も起こる。しかし、苦しいからといって自分は運が悪いのだと思わないでほしい。むしろ、苦しみを与えてくれる人生を尊敬するようになってほしいのだ。
苦しみによって、この精神が、この心が、生きようとするこの力が、ますます鍛えあげられるのだとほくそえんでほしい。『銅像の黄昏』
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
好奇心刺激
- 感想投稿日 : 2021年4月30日
- 読了日 : 2021年4月30日
- 本棚登録日 : 2021年4月30日
みんなの感想をみる