地方在住高校生の青春を描かせたら右に出るものはいない豊島ミホさん。輝きと切なさと愛しさが滲み出る、そして大切な何かを思い起こさせる青春小説。
未来の自分が何者かが判っていれば、高校生活は変わるのかというテーマ。ただし、未来から来たのは友人の孝子で、主人公は自分に自信を持てない沙織である。この配役が、設定に嘘っぽさがなくなって、ストーリーにリアル感を持たせている。あの日あの時こうしていれば…って、後悔する青春を送った全ての人に読んでほしい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2016年4月18日
- 読了日 : 2016年4月17日
- 本棚登録日 : 2016年4月17日
みんなの感想をみる