「ぼくが医者をやめた理由青春編」3
著者 永井明
出版 角川文庫
p18より引用
“しかし、あっちにふらり、こっちにふらり、一ヵ月もするとす
ぐに気が変わった。ただ不思議と、医者になりたいと積極的に思
ったことはない。”
元医者である著者による、著者の医学生時代の思い出を綴った
一冊。
進学課程の頃の話から卒業試験の頃の話まで、実際に経験した
人にしか出せない現実感でもって書かれています。
上記の引用は、大学受験時代の話での一文。
こんな風に思っていても最終的に医者になれるのだから、著者は
医者の才能がしっかりあったのでしょう。もしくは大変な努力家
だったのかと思います。
結局著者が医者をやめた理由は、はっきりとは書かれていない
ようです。自分にも良くわからないことというのはよくあること
なのかも知れません、私も昔の物を整理していると、なぜこんな
ものを買ったのだろうと思うものが、部屋の隅から出てくること
があります。
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読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
な行
- 感想投稿日 : 2012年11月13日
- 読了日 : 2012年11月13日
- 本棚登録日 : 2012年11月13日
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