ぼくが医者をやめた理由 青春篇 (角川文庫 な 33-3)

著者 :
  • KADOKAWA (1999年4月1日発売)
3.13
  • (1)
  • (3)
  • (17)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 53
感想 : 5
3

「ぼくが医者をやめた理由青春編」3

著者 永井明
出版 角川文庫

p18より引用
“しかし、あっちにふらり、こっちにふらり、一ヵ月もするとす
ぐに気が変わった。ただ不思議と、医者になりたいと積極的に思
ったことはない。”

 元医者である著者による、著者の医学生時代の思い出を綴った
一冊。
 進学課程の頃の話から卒業試験の頃の話まで、実際に経験した
人にしか出せない現実感でもって書かれています。

 上記の引用は、大学受験時代の話での一文。
こんな風に思っていても最終的に医者になれるのだから、著者は
医者の才能がしっかりあったのでしょう。もしくは大変な努力家
だったのかと思います。
 結局著者が医者をやめた理由は、はっきりとは書かれていない
ようです。自分にも良くわからないことというのはよくあること
なのかも知れません、私も昔の物を整理していると、なぜこんな
ものを買ったのだろうと思うものが、部屋の隅から出てくること
があります。

ーーーーー

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: な行
感想投稿日 : 2012年11月13日
読了日 : 2012年11月13日
本棚登録日 : 2012年11月13日

みんなの感想をみる

ツイートする