読書録「タロットの御主人様。6」3
著者 七飯宏隆
イラスト YUKIRIN
出版 電撃文庫
p13より引用
“「じゃ、このゲーム、あたしの代わりにレベル
上げといて。イベントは進めちゃだめだよ」”
目次から抜粋引用
“中世の街へ
暴走、八久住二等兵
舞踏会
友達
霧を超えて”
その強い占いの力をもって、国を影から支
えてきた一族の、落ちこぼれ気味な後継者を
主人公とした、ライトノベル。
前巻、分家と対決して引き分けに終わる事
が出来た、主人公たち。次のタロット探しに進
むべきところだが、秋人には他にやらなけれ
ばならないことがあった…。
上記の引用は、プロローグでの主人公・秋人
の祖母の一言。回想シーンなのですが、レベル
上げを人に頼むというのはいかがなものでしょ
うか。RPGのレベルを上げるだけの仕事が、ど
こかで紹介されていたようにも思いますが、
キャラクターを育てる過程にどれくらいの手間
をかけたかによって、エンディングで受ける
感慨は大きく左右されると思うのですが…。
社会人になると、ゲームのレベル上げなどの
単純作業にかけることが出来る時間が、どう
しても減ってしまうので、こういう仕事やレベル
やアイテムのデータが商品になるのかも知れ
ません。
今巻は主人公たちが海外へ行きます。しか
し、全然海外の風景がイラストで描かれてい
ないので、多分取材には行っていないのだろ
うなと思います。
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- 感想投稿日 : 2014年7月15日
- 読了日 : 2014年7月15日
- 本棚登録日 : 2014年7月15日
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