〈シグマフォース外伝〉タッカー&ケイン2 チューリングの遺産 上 (竹書房文庫)

  • 竹書房 (2017年11月30日発売)
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4

読書録「チューリングの遺産(上)」4

著者 ジェームズ・ロリンズ
   グラント・ブラックウッド
訳 桑田健
出版 竹書房

p35より引用
“ SUVの野獣とも形容されるこの車が、小
指よりも短い鉄の破片にやられてしまうなん
て、ありえないとしか思えない。最新の科学
技術をもってしても、屋根釘のような一昔前
の金属片で走りを妨げられてしまうという事
実は、肝に命じておく必要があるだろう。”

目次から抜粋引用
“人探し
 追撃
 ホワイトシティ”

 元陸軍レンジャーとその相棒を主人公とし
た、アクションサスペンス長編小説。
人気作「シグマフォース」シリーズ、外伝第
二弾。
 1940年イギリス、一人のスパイが湖の岸辺
に身を潜めている。「ガイスト」のコード
ネームを持つ彼の目的は、世界の運命すら変
える可能性を秘めたものだった…。

 上記の引用は、主人公が乗るジープ・グラ
ンドチェロキーがパンクしたシーンでの一節。
どんなに大きくて丈夫な車でも、タイヤがゴ
ムで出来ている以上、パンクの可能性からは
逃れられないようです。土木用の一輪車の
ノーパンクタイヤみたいに、中身ギュウギュ
ウならパンクしないのでしょうが、車の重量
に耐えられないのでしょうか。
 深い信頼関係で結ばれた、人と犬の絆が描
かれていて、犬好きな人はより楽しく読めそ
うです。しかし、犬を軍用に使うことに対し
て、意見を異にする方もいるかもしれません。
そのような人にはオススメできない作品です。

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: さ行
感想投稿日 : 2019年3月8日
読了日 : 2019年3月8日
本棚登録日 : 2019年3月8日

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