科学哲学関係二冊目。そのものずばりのタイトルのこの本は
章ごとにまとめや参考文献があり、練習問題や用語集まで
並べてあって実に誠実で好感の持てる構成になっていた。
ただ、多少回りくどい文章も相まって、内容はやや難解。
少なくとも哲学・哲学史についてある程度の知識や慣れが
ないと読みこなすのは難しいかも知れない。入門書を何冊か
読んだ後でまとめ的に読むのが正しいかな。というわけで
何か順序が逆になってしまったが、次は入門書中の入門書、
とでも言えるような本に進みます(苦笑)。
この本を読んで、普段まったく気にしないほど盤石な印象を
持つ科学の基盤がぐらぐらと揺れ動く感覚を持った。自己や
世界が根底から揺さぶられる、それこそが「哲学する」と
いうことかも知れない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
科学
- 感想投稿日 : 2017年3月14日
- 読了日 : 2017年3月14日
- 本棚登録日 : 2017年2月26日
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