君子を目指せ小人になるな

著者 :
  • 致知出版社 (2009年1月20日発売)
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本棚登録 : 213
感想 : 25
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著者の北尾氏は、四書五経や中国古典に子供の頃から親しみ、自らをつくりあげてきた。

自らの糧となった古文を北尾氏が紹介・解説し、読者諸氏へのメッセージとしている。

本のタイトルの「君子」、「小人」は論語によく出てくる言葉であるが、孔子はそれらの言葉を一言で定義していない。漢字から見れば、下記のように定義できるという。

「君子」とは、自分の才能を他の人のために尽くすことができる人。
「小人」とは自分のことしか考えず、他のためにつくすことができない人。

インスタントな成功や、表面的な名声が重んじられている時代であるがゆえに、皆が君子を目指してほしい。
人間学を学び、修養を重んじる、致知出版らしい内容の本である。

致知出版からは論語などの中国古典の本はたくさん出ており、何冊か読んでいる。
私は渡部昇一氏の本が好みだったが、ビジネス界で成功し続けている北尾氏の中国古典解説も、また読む価値があると思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス・自己啓発・人生訓など
感想投稿日 : 2022年2月22日
読了日 : 2022年2月22日
本棚登録日 : 2022年2月22日

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